EF漆喰EASYローラータイプについて、よくある質問をまとめました。
EF漆喰EASYローラータイプは、液状の塗料タイプの為コテを使わずにローラーや刷毛で簡単に塗ることが出来きる漆喰塗料。
漆喰は、コテを使って塗るイメージが多くローラーで塗る漆喰塗料ってなんだろうと思われる方がいらっしゃると思います。
パジョリスでも使い方や塗り方塗って良い場所など色々な質問が届きます。
そこで、少しでも皆様の疑問を解決するために今回、よくある質問をまとめました。
目次
【EF漆喰EASY よくある質問一覧】
Q1.商品が届いたら直ぐに塗りたいのですが可能ですか?
EF漆喰EASYには専用の塗装セットをご用意しております。届いた日から塗装可能です。
Q2.容器の中の液状のEF漆喰EASYの色が色見本よりもかなり濃いので心配です。
EF漆喰EASYには専用の塗装セットをご用意しております。届いた日から塗装可能です。
液状の塗料および塗装直後は少し濃い色をしています。(純白を除く)しかし、乾燥すると色見本と同じ色に仕上がりますのでご安心ください。但し、塗装前に必ずよく攪拌して、色ムラのない均一な状態にしてから塗装してください。
Q3.乾燥中ですが下地(素地)が透けて見えています。
塗装すると一旦、下地(素地)が透けて見えますが、乾燥するにつれて下地(素地)を隠ぺいします。※下地(素地)の色が濃い場合は、2度塗りでは隠ぺいしない場合がありますので、その場合はEF漆喰EASYを3度塗りしてください。
Q4.EF漆喰EASYは、臭いますか?
EF漆喰EASYは、ほとんどに臭わない無臭タイプとなっておりますが若干アルカリ臭がございます。 作業中は必ず換気をしてください。
Q5.EF漆喰EASYは、本漆喰の機能と同じですか?
EF漆喰EASYは、基本的に漆喰と同じ成分で構成されています。 漆喰本来の「カビ・ダニの抑制」「調湿効果」「消臭性」「不燃性」「安全性」等の機能があります。 但し、コテで塗る漆喰とローラーで塗る漆喰では膜厚に違いがあり、性能が全く同じということではありません。
Q6.EF漆喰EASYの成分は何ですか?
EF漆喰EASYの主原料は90%以上が自然素材である消石灰と炭酸カルシウム及び水です。その他わずかに糊剤や顔料などの添加物が含まれています。添加物としては、食品添加物である還元澱粉糖化物(糖アルコール)及び糊剤であるメチルセルロース(パルプ原料の糊剤で切手の裏に使用されている安全性の高い糊)等です。顔料は活性炭(竹炭)や有機顔料がわずかに含まれています(1%未満)。ただし、刺激臭のする合成樹脂などは一切入っておりませんので安心してご利用いただける商品となっております。
Q7.EF漆喰EASYは、本漆喰のような平滑なコテ仕上げや凹凸模様ができますか?
EF漆喰EASYは、漆喰をローラーで誰でも簡単に塗れるように液状化しておりますので、プロの左官職人が塗る本漆喰のような平滑なコテ仕上げおよび凹凸模様はできません。尚、クロスの表面に凹凸がある場合は、その凹凸がそのまま塗装の模様となります。
Q8.なぜローラーで塗れるのですか?
本来の漆喰はコテ塗りが基本ですが、EF漆喰EASYは特殊な配合で液状にした漆喰塗料のため、誰でも簡単にローラーや刷毛で塗ることができます。尚、ローラーで塗装するため仕上がりはローラー目と呼ばれるゆず肌模様となります。

Q9.ローラーはどのようなものが良いですか?
スモールまたはミドルサイズの中毛ローラー(毛丈13mm)が比較的塗り易くおすすめです。凹凸の大きいクロスなどの下地(素地)の場合は、中毛ローラーより毛の長い中長毛ローラー(毛丈18~20mm)を使用するとムラなく仕上げられます。
Q10.6畳間の部屋を塗りたいのですが、どのサイズを購入すれば足りますか?

平均的な6畳間のクロス壁やボード壁であれば、10kg×1缶で塗装することができます。
【6畳間の塗装面積の出し方】
塗装面積=(壁4面の横幅×天井の高さ)-(窓+ドア+ふすまなど塗装しない部分の面積)
※塗り面積はあくまでも目安ですので、塗装する下地(素地)や塗装状況により塗り面積は大きく変わる場合がございます。
Q11.EF漆喰EASYは、どのような下地(素地)に塗れますか?

【以下のような下地(素地)には塗装ができます】
・石膏ボード
・砂壁
・繊維壁
・セメントモルタル
・コンクリート
・合成樹脂ペイント
・紙クロス、塩化ビニールクロス
・化粧合板(プリント合板)※サンドペーパーでの研磨が必須
※下塗りとしてEF水性マルチシーラーを塗装してください。
特に砂壁、繊維壁などの壁材に塗装する場合は、下地(素地)の強化が必要ですので、必ずEF水性マルチシーラーを下塗りしてからEF漆喰EASYを塗装してください。
※クロスを剥がした上に塗装する場合は、必ずクロスの裏紙まで剥がしてください。裏紙が残ったまま塗装すると、裏紙の糊が膨れて塗膜を押し上げ、塗膜の浮きやひび割れ、塗膜剥離を起こします。
※木材・合板はアクが出る上に、塗料の吸い込みが大きいので塗装はおすすめできません。
※砂壁や繊維壁に浮きやハガレがある場合はご利用いただけません。
※下地(素地)調整に自信がない場合は業者さんにご相談ください。
【以下のような下地(素地)には塗装ができません】
●撥水・防汚などの機能付き壁紙、輸入クロス、紙クロス(塗装用クロス含む)、布クロス
●土壁
Q12.初めての塗装なのですが、トイレに塗れますか?

塗装できます。
ただし、トイレは狭い空間のため、養生作業に少し手間がかかります。広い面で養生の練習をしてから塗装を始めることをおすすめします。
※塗装後は水拭きができません。そのため、常に水がかかるような場所での塗装は避けてください。また、塗装面に水がかかると変色する場合がありますのでご注意ください。
Q13.養生とは何ですか?またどうやるのですか?

養生とは、マスカー(テープ付きビニールシート)やマスキングテープ(養生用紙テープ)と呼ばれる養生テープやシート類を使用して、塗りたくない箇所や汚れては困る箇所を保護することです。窓枠やドア枠、コンセントなどはマスキングテープで保護します。床面などの広い部分には、マスカーや新聞紙を敷いて、垂れた塗料で床が汚れないように保護してください。
塗装が終わったらマスキングテープやマスカーを取り除いてください。塗料が乾いて固まってしまうと養生と一緒に塗膜を引っ張ってしまうことがありますので、塗膜が剥がれそうな場合はカッターナイフ等で塗膜と養生を切り離すとキレイに剥がせます。
Q14.下塗り剤(シーラー)は塗った方が良いのですか?

E下塗り剤には下記のような機能や効果がありますので必ず塗ってください。
下塗りをしていないと上塗りの塗膜が剥がれてしまったり色ムラができてしまったりなどトラブルが起きやすくなる原因となるため下塗り材を使用してください。(下塗り剤がしっかり乾燥してから上塗りを行ってください。)
・上塗り塗料の吸い込み止め
・上塗り塗料のムラ防止
・下地(素地)との密着性を高めるため
EF漆喰EASYにおすすめの下塗り剤は、「EF水性マルチシーラー」です。
特に和室の砂壁や繊維壁などに塗装する場合は、必ず下地(素地)を固めることができるEFマルチシーラーを塗装してください。
※漆喰壁の場合、全体をサンドペーパーでしっかり研磨してから「EF水性マルチシーラー」を塗りましょう。
※EF漆喰EASYにおすすめの下塗り剤は、「EF水性マルチシーラー」です。
Q15.EF漆喰EASYは、うすめて使うのですか?
原則としてうすめずに無希釈で使用してください。どうしても塗りにくい場合は、1~2%の水でうすめて使用してください。
但し、希釈し過ぎると下地(素地)の隠ぺい性の低下、色ムラ、塗りムラ、ひび割れ、はく離の原因となりますのでご注意ください。
Q17.どうして2回塗りをするのですか?

2回塗ることで下地(素地)をしっかりと隠ぺいし、またムラなく綺麗に仕上げることができます。
※下地(素地)の色が濃い場合は、2度塗りでは隠ぺいしない場合がありますので、その場合はEF漆喰EASYを3度塗りしてください。尚、塗り重ねる場合はしっかり乾燥していることを確認してから、上塗り作業に移ってください。(乾燥が不完全だと塗膜が剥がれる原因になることがあります)
Q18.EF漆喰EASYは、1回目と2回目の間はどれくらい空ければ良いですか?
気温や湿度など気象条件にもよりますが、砂壁や石膏ボード等の吸水性の大きい下地(素地)の場合は3時間以上、合成樹脂ペイントやビニールクロス等の吸水性の小さい下地(素地)の場合は、6時間以上の塗装間隔を取ってください。
※塗装間隔や乾燥時間はあくまでも目安となります。塗装する下地(素地)、塗装状況(気温・湿度)により大きく変わる場合があります。
Q19.ムラになった部分が気になります。手直しできますか?
ムラになった箇所をサンドペーパーで軽く研磨してみてください。それでもムラが気になるようでしたら、もう一度塗り直してください。塗りなおす際、コーナーからコーナーまでの見切りがある面を全面塗り直してください。 ※EF漆喰EASYは、通常の合成樹脂水性ペイントとは異なり、消石灰などの粒子が主原料となります。このため塗膜の重なり部分がムラになりやすく、塗膜が多孔質になるため吸水性が大きく、塗り重ねる場合は塗りにくくなりますので、下記の点に注意して塗装してください。
・ローラーに塗料を十分含ませて、軽く無理なく伸ばせる程度に塗ってください。強く押しつけたり、同じ箇所を何度も擦ると塗りムラの原因となります。 (Q16を参照)
・区画された同一面は休まずに塗装します。途切れるとその部分が塗り継ぎとなり塗膜厚さのムラとなります。
Q20.後片付けはどうしたら良いのですか?
EF漆喰EASYは水性タイプのため使用した用具類は水で洗うことができます。
余った材料を廃棄する場合は、新聞紙などに塗りつけてから燃えるゴミ(自治体の処分方法)として廃棄してください(業者様の場合は産業廃棄物として処理してください)。
※漆喰EASYは、強アルカリ性のですので必ず手袋をして洗ってください。
Q21.残った材料はどのように保管したら良いのですか?
余ったEF漆喰EASYは、しっかりと密閉し冷暗所で保管してください。但し、品質保持のため6ヶ月以内に使用するようにお願いいたします。尚、水を加えた場合は腐敗してしまいますので、必ず1回の使用で使い切ってください。
Q22.EF漆喰EASYの取り扱い上の注意点があったら教えてください。
EF漆喰EASYは、下記の点に注意してお取り扱いください。
・EF漆喰EASYは空気中の二酸化炭素を吸収して硬化しますので、塗料を小分けしたら直ぐに蓋を閉めてください。また塗装を一時中断する際は、小分けした塗料容器にはラップをするかビニール付きのマスカー等で容器を覆って空気に触れないようにしてください。
ラップやマスカーを剥がす時は、テープに付着した塗料が硬化しパラパラと落ちる場合がありますので、塗料に混入しないようご注意ください。 ・EF漆喰EASYは、消石灰、炭酸カルシウム、還元澱粉糖化物などの自然素材を原料としております。そのため下地(素地)の状態や塗り方、気象条件などによっては、ローラーの筋ムラ、ジョイント部のクラックが発生する場合があります。
・EF漆喰EASYは、塗膜に触れると白い粉が付くことがあります。これは漆喰の「白華(はっか)」という現象で、主原料の消石灰が空気中の二酸化炭素と反応して元々の石灰石に戻る際に起こる現象です。衣類など白い粉が付いては困る場所への塗装は避けてください。
Q23.和室に塗りたいのですが注意点はありますか?
塗装面が砂壁や繊維壁などの塗り壁の場合は、浮きやハガレが無いかよく確認してください。もし浮きやハガレがある場合は、すべて剥がしてから塗装してください。
塗装面に浮きやハガレが無い場合でも、アク止めと素地を固めることができるEF水性マルチシーラーで下地を固め、良く乾燥させてからEF漆喰EASYを塗装してください。
※砂壁や繊維壁などの吸い込みの激しい壁に塗装する場合は、吸い込みムラを防ぐためEF水性マルチシーラーを2回塗りしてください。
1回目:水道水で20%~30%希釈して塗ってください。
2回目:薄めずに塗ってください。塗り壁への塗装では吸い込みが激しいので、使用する材料は多少余裕を持ってご用意ください。
※下地(素地)を全て剥がす場合は、下地(素地)調整(塗装面の平滑化、継ぎ目の処理、シーラー処理など)が必要です。下地(素地)調整に自信がない場合は業者さんにご相談ください。

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最後に
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