和モダンDIY【2】古くなった砂壁を漆喰壁に塗りかえよう
和モダン連載2回目となりました!
今回は、和モダン計画、一番の顔である「砂壁」に漆喰をペイントしていきます。
古くなった砂壁は、触るとポロポロと砂が落ちてきて、かなり風化しています・・・。
もし、赤ちゃんやペットが触って舐めてしまったり、近くて遊んでて吸い込んでしまったらと考えると不安ですよね。
体にも良く、快適に過ごせるようなお部屋にするために、自然系塗料で古くから使われている「漆喰」を塗っていきます。
今回の漆喰は、ローラーで塗る簡易タイプのEF漆喰EASYを使用していきます♪コテ塗装よりも簡単に塗れるので初めてでも塗り易いのが特長です!
早速、塗り方と使用したモノをご紹介していきます。
目次
準備と手順
【材料】
・漆喰EASY(ローラータイプ)16kg(使用色:真珠色)
・和室塗装用セット(現在はEF漆喰EASY 専用塗装セット(B)に変更になっています)
・EF水性マルチシーラー 4kg×2
【時間】乾燥も含め2日
【難易度】★★★
【手順】
1:砂壁掃除~養生
2:マルチシーラーを塗る(2回塗り)
3:漆喰を塗る(2回塗り)
4:完成
1:砂壁掃除~養生
ペイントするときに砂が、くっついたり混ざったりしないように、ホウキで撫でるように砂やホコリを落とします。
目安は、ある程度、砂が落ちなくなってきたらOKです。
※下に落ちた砂は、舞い上がらないように掃除機で吸い取るのがいいですよ。
掃除がおわりましたら、塗料を塗る前に柱・鴨居にマスキングテープ、床にマスカーを貼りしっかり養生しましょう。
■和室の養生ポイントを記事
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2:和室の場合は必ずマルチシーラーを塗る(2回塗り)
砂壁は、塗料の吸い込みが激しかったり、アクなどが浮き出てくるので必ずシーラー(下塗り材)を塗って吸込み防止、アク止めをしていきます。
まずシーラーをローラーでは塗れない角や端っこを、刷毛で塗っていきます。
塗っているときに感じたことは、すぐにシーラー(下塗り材)が砂壁に吸われてしまうため何度も塗料を付けなければならずかなり大変でした。大きめの容器やカップに塗料を移し替えて持ち運びよくしながらペイントしていくのがオススメです!
端っこを刷毛で塗り終わったら、次はローラーで全体を塗っていきます。塗り終えましたら乾燥させます。
触ると少しペタペタした感触が残るけれど手に付かなければ乾いた合図です。そうしましたら、もう1度塗りましょう。(吸込みが激しい砂壁のため2度塗りします。)
シーラーを2回塗り終わりましたら、必ず完全乾燥させてください。半乾きで塗料を塗ってしまうと、壁からアクがにじみ出てきてしまう原因となりますのでご注意ください。
3:漆喰を塗る(2回塗り)
いよいよ、漆喰の登場。ローラータイプの漆喰塗料『EF漆喰EASY』の真珠色を塗ってみました!
アイボリーのようなやわらかい色合いがとても素敵です。
名前の通りコテを使わずローラーで塗っていきます。
その前にまず塗る前に、漆喰は沈殿しやすいので、容器の底からよく撹拌(かくはん)します。(しっかり撹拌しないと撹拌不足で塗りムラが出ることがあります。)
目安は、トロッとしたら状態になりましたら撹拌OKです。
塗り方は、シーラーと同様に、まず角や端っこを刷毛で塗り、そのあとローラーでペイントしていきます。
刷毛で塗った場所は刷毛目が出やすいので、できるだけ端の方からローラーで塗ると刷毛目が分かりにくくなります。
漆喰は液体時と乾燥時で色が異なります。
そのため、塗っている最中に乾いてくるとムラのように見えてしまいますが、気にせず1回塗りをしましょう。
※ここで重ね塗りをするとムラになる原因になる為。
高いところは、伸びる棒(ローラーハンドル継柄)を使うと便利です♪
※ゆっくり、一方方向で塗っていくとムラがあまり出ません。
塗り終わったら完全に乾燥する前に養生を剥がしましょう。
乾燥した後に剥がすと、マスキングテープやマスカーに付着した漆喰が、パラパラと落ちてくるので注意です。剥がした後、もしも床に漆喰が落ちてしまった場合は掃除機で吸い込んでしまうのが一番いいですよ。
4:完成
丸一日乾燥させて出来ました!
塗った後は、とってもムラがあるように見えるのですが、ちょうど乾燥部分と乾いてない部分がそのように見えるだけで、完全に乾くと大丈夫です。
一日しっかり乾燥させて仕上がったのがコチラ!
柱や鴨居の濃茶色と漆喰の真珠色がマッチしていて、高級感のある旅館のようなお部屋に大変身しました。
雰囲気も和モダンな感じで床がタタミもしくはフローリングどちらも合いそうです♪
漆喰EASYが気になった方はまず、塗り見本で質感や色味を確認してみてください!
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